BRANDED MOVIES
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Diversity & Inclusion – Love Has No LabelsBRANDED MOVIESSep.15,2015

★総論
人間の本質?は皆同じ。 
2015年、今年のバレンタインデーに企画されたものらしい。(海外ではバレンタインは、女性が男性にチョコレートを贈るというお菓子会社の戦略に毒されたものではない。)
愛を信じるすべての人への素敵なプレゼントだ。

・意外性から惹き込む 
人々が集まる場所で、大きなスクリーンに、いきなり抱き合う人間二人の「骨」が映し出される。
X線撮影された全身で、スクリーンの向こうにはその二人がいることが予想される。
まず、この「骨」だけの姿の人間の映像自体が意外性に満ちており、スクリーンの向こうに本人たちがいることを考えると、ライブ感も相まって釘付けになる。

・意外性はさらなる意外性を呼び・・・ 
その場で見ている人たちと同じように、僕らは愛し合う若い男女の姿を想像する。
しかしスクリーンの裏から出て来た二人は・・・女性同士だ。
その二人の輝く笑顔、そして見ていた人たちの、「女性同士」という事実を受け入れる清々しい表情。
そして次々に、ちょっと意外性のある組み合わせの人たちがスクリーンの裏から現れる。

・最強のメッセージ伝達術
当然、同性愛者や障害者に対して良くない感情を持っていた人もいたに違いない。
しかし、その偏見や感情は見事に覆されてしまうのだ。自らの「体験」を持って!
性別も人種も障害も年齢も宗教も、そのどれひとつとして、「骨」が抱き合い、踊り、愛し合う映像からはわからないのだ。 
(厳密に言えば骨格が違う、とか、そういうレベルの話は忘れていただこう)
その場にいた人たちは、そして僕たちは、その映像を見ながら自ら思ったこと、そしてその想像が覆されるという「体験」を通して、人間に対して新たな想いを抱くのである。 
言葉ではなく、ただの映像でもなく、観客の思考を巻き込んでのメッセージ伝達術、最強だ。

love has no gender
love has no race
love has no disability
love has no age
love has no religion

★結論 
押し付けがましい演出は一切なく、ただひたすら愛し合う人間たちとそれを見ている人間たちの表情を追っている。それだけで「人間」を信じたいという気持ちになれる。
この発想が素晴らしいのはもちろんなのだが、もっと素晴らしいのは、これを実行できる人たちと、それを受け入れて一緒になって楽しめる人たち。 
そんな遊び心と度量が、日本人にあるだろうか・・・。

Written by Seiki Watanabe(Film Director)