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Zoochosis: EscalatorBRANDED MOVIESAug.23,2015

★総論
甘いチョコレートは命取り?
とても良くできた、バカバカしさの一級品。

・男のロマン?
靴ひもを結ぼうとしていたら、後ろからミニスカートの美女の群れが。
それに気を取られ、手に持っていたキスチョコを落とす若い男。
そのチョコを女性の足が蹴飛ばし、チョコはエスカレーターに乗って上へ運ばれていく。
同じエスカレーターに乗って行く美女の群れの先にあるのは、エスカレーターの一番上で引っかかっているチョコレート。
一人の女性がそれに気付き、チョコを拾い上げようとした時に、下から見ていた間抜け面の男の目の前に男のロマンとも言える「楽園」が広がる。
こんなあり得ない美女の群れのパンチラの嵐に胸ときめかす「男」という生き物は、なんとアホな生き物か。

・とにかく巧い
全編スローモーション映像と優雅なクラシック音楽がバカバカしさを盛り上げる。
エスカレーターにチョコが運ばれ、女性は皆チョコを拾おうとする、その瞬間のパンチラを見るためにチョコをばら撒き続ける男、
そして結び忘れた靴ひも・・・伏線の張り方、アイテムやシチュエーションの使い方、全てが秀逸である。
細かいカットの見せ方、間抜け面の男や無邪気な美女たちなどのキャスティングもいい。

★結論
チョコレートのCMとしては斬新で良くできていると思い、ちょっと調べたところ、これはチョコレートのCMではなかった。
ラストの「あり得ないオチ」を考えれば、それもそうか(笑)
Zoochosisという過激な映像を作り続ける団体が作ったものということ。
zoochosisとは、「長期的に監禁状態に置かれた動物の心理状態を語る時に、学者や動物愛護団体などが使う言葉」らしい。
彼らがどういう意図でこれを作ったか、色々と想像を巡らせることはできるが、
こんなくだらない内容に、ここまでの労力と発想と情熱を持って製作するチームに拍手を送りたい。
それがもの作りの基本ですからね。