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中尾浩之監督インタビューINTERVIEWSSep.01,2015

企画について

―――企画の考え方や通し方

監督は企画を通す時どうしていますか?アメリカの映画業界では、「『___』 と 『___』の映画を足して割った物になります!」というようなピッチが良くあると聞きますが、監督はどのようにしていますか?

中尾:そういうのもアリだと思いますが、僕の場合はとりあえず、やらしてもらっちゃう(笑)
映像って文面じゃわからないじゃないですか?今はパイロット版程度ならすぐに作れますしね。

『タイムスクープハンター』はそういうやり方で実現しました。割と世界でオンエアーされているので、海外の方から送られてくる、作品を好きだというメールを見ると、国境を越えても楽しんでくれていると嬉しくなります。

『タイムスクープハンター』はパイロット版を作ったんですか?

中尾:はい。まず最初にパイロット版を作らせてくれたんです。
新しい番組の企画を募集していたので、その時「タイムスクープハンター」の企画書を送って、選ばれたのがきっかけです。

白黒化 修済IMG_4679

中尾監督の武器っていっぱいあると思いますけど、以前、中尾監督は、「僕はいつでも企画は100個以上常にあって、求められる状況によって、どこのタンスの引き出しを開けるか?だけ」と仰っていたと思いますが、中尾監督の大きな武器の一つってその企画力ですよね?
そこまで、企画が常にある監督も珍しくないですか?

中尾:常に考えていますからね。自然に企画がたまってしまうようです(笑)
ストーリーになりそうなものって、身の回りにたくさん転がっていますから。
(机の上の名刺を指して)この名刺だけでも面白い企画がたくさん出来そうじゃないですか!

今でもそういう仕事の仕方しますか?持ち込み企画と中尾監督のオリジナル企画と?どっちが多いですか?

中尾:自分のオリジナル企画の方が多いですかね?
企画を進めていても実現しないことも多いですが、その時に出たアイデアが、数年後にいい形で別の作品となって実を結ぶなんてこともあります。

企画が直前で無くなる事も良くあるので、最近は自分の欲求を6割位に抑える技術を覚えたんです(笑)
期待し過ぎて企画が無くなっちゃった時は、悲しいし、ダメージが大きいんですよ!
だから最初に企画を聞いた時、「あ、そうなんですか!」程度に留めておきます(笑)そして、GOが出た時に、『バックドラフト』のように爆発します(笑)企画が無くなれば、世の中に出なかったのはタイミングが悪かったんだな、と思うようにしています。
『タイムスクープハンター』なんて、昔より、今やった方がカメラも小型化して良かったと思います。

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