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齋藤俊道監督インタビューINTERVIEWSDec.01,2015

⑦これからの作品創りについて

これからショートフィルムというジャンルはどのようになっていくと思いますか?

現状として、国内外問わず、ショートフィルムはジャンルというよりも、長編デビューを目指す若手監督の習作や名刺代わり、あるいは広告の一形態という性格の方がいまだに強いと思います。

その証拠に、ショートフィルムが全国で劇場公開されることはなく、ショートフィルムだけを撮る著名な映画監督はいません。

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しかし、インターネットやスマートフォンの普及は、ショートフィルムが一つのジャンルとして定着する可能性を示唆しています。

カギとなるのは、視聴者がお金を払ってでも見たいと思うような上質な作品を選別する高精度なキュレーションの存在、それらの作品を観客にとってアクセスしやすい形で提供する宣伝と公開のプラットフォーム、作り手が広告以外のショートフィルムを撮ることによって生計を立てられるようにすることです。

これらの条件が揃って初めて、ジャンルとしてのショートフィルムの普及、つまり文化的な浸透が期待できると思います。

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