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小路紘史監督インタビューINTERVIEWSJan.12,2016

④小路監督の好きなブランディングムービー

最近は企業がブランドや商品を露出でなく、背景にあるストーリーをきちんと表現する、アドバタイジングムービーを多数、製作していますが、小路監督が最も好きなブランディングムービーやアドバタイジングムービーを教えて下さい。
また、それぞれどのような点が好きなのでしょうか?

まずキャスティングなのですが、役者を一目見ただけで、視聴者が「このお父さんは不器用な人」「母親のいない子」を表現している点が素晴らしいと思います。

音楽もこの話にマッチして感情を引き立て、1分の間ストーリーとそのバックグラウンドを伝えているテンポの良い編集がとにかく素晴らしい。

現在と昔をカットバックで見せて哀愁を感じさせる編集は見事で、それに合わせた女性のナレーションのトーンもストーリーを引き立てていると思います。

こういったブランディングムービーの肝は視聴者をどこまで深い感情にもっていくかによると思います。その意味でこのCMの目指したものはとてもレベルの高い内容だと思います。

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息子が彼女を連れてきた時のシュチエーションは誰もが想像出来て、気まずさと期待感を抱かせる面白い設定だと思います。

その設定の中で東京ガスを表現するCMが新鮮でした。
このCMもキャスティングが素晴らしく、視聴者が画を見ただけでその人物造形が手に取るようにわかるキャスティングだったと思います。

主張しすぎないお父さんや、茶化す兄など上手いキャラクター設定だと思います。
そして音楽でこの家族の雰囲気を伝え、テンポの良い編集でコミカルな話にしていると思います。

この2つのCM作品上記で書いたようなキャスティング・演出・音楽・編集がとてもハイレベルだと思い、2つの作品を選びました。

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